ベタ入れと配線の要点と規範
1.ランドにベタ入れた時、完全に囲んで入れる必要があります。ベタとランドは鋭角を形成してはいけません。
2.太いパターンより、ベタのほうがいいです。やむを得ず太いパターンを使うとき、非通常ビアのほうが一番いいです。ビアの穴径とランドを大きくします。
3.ベタ+パターン混在より、ベタのほうがいいです。ベタ+パターン混在だと小さく尖っている角や直角が出ます。
修正後
4.ベタ端はグリッドに合わせないといけません。グリッドオフは許せません。(ソニー基準)
5.ベタのコーナーサイズは一致しないといけません。(下記画像)
コーナー両端も四つグリッドで全ての小コーナーもそうしないといけません。(ソニー基準)
1.ベタはランドを跨いで部品内に入ってはいけません。表層大範囲のベタいれは除きます、(ソニー基準)
2.厳格的に言うと、ベターベタ、ベターラインは等間隔でなければなりません、例えばベターラインは0.3mm間隔を設定すると、全てのベタ間隔も0.3mmでなければなりません。
0.4mmとか0.25mmとかは許せません。ただグリッドに乗せてベタ入れるため、0.3mm間隔を確保すると同時にグリッドにも乗せる必要があります。(ソニー基準)
3.プラグのシールドケースGND及びケースと接続するコイル、抵抗もう一側のGNDはベタを入れた方がいいです。
4.プラグのシールドケースベタ入れ方法は出来るだけサーマルで接続し、Full Connectでないほうがいいです。
5.コンデンサのGND側はベタで接続ではなく、そのままビアで内層のGND層に落としたほうがいいです。ベタで接続すると半田に不利ですし、小範囲のベタ入れもあまり意味がありません。
6.電源の接続ですが特に電源マイコンから出力の電源ピンはベタで接続したほうがいいです。
7.空きスペースが多くても、信号ラインの間隔は十分大きい場合、表層でベタを入れる必要がありません。表層で一部しかベタ入れない場合、PCB基板のベタはバランスが取れなくなります。且つ、ベタの間隔は近すぎると、パターンのインピーダンスにも影響が出てきます。
8.スペースの都合でGNDの近傍にビアを打って内層GND層に落とせない時、局部的にベタを入れてビアで内層GNDに接続してもいいです。